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ポーターオルゴールの象嵌細工


イタリア象嵌細工

ポーター社が製造するオルゴール機械ユニットは全てイタリアから輸入されたボックス(木箱)に収められています。このボックスの表面には熟練のイタリア象嵌職人の手になる精彩に富む象嵌細工が施されています。

以下その象嵌細工を画像で紹介致します。

(画像クリックで全体画像が表示されます。)
スワンエリート象嵌スワンエリートII 前面 photographed by EXIM
ポーターオルゴールのファンにはおなじみのスワンエリートII 前面の象嵌細工です。2羽の白鳥が中央に並んでいます。

イタリア象嵌細工ではいろいろな種類の木材の薄板を何枚も重ねて下絵となる図柄に合わせて切り抜きます。切り抜いた部材と切り抜かれた母材の色合いの対比を考慮し、部材を母材に埋め込みます。それぞれの木材の持つ色合いや木目の違いを利用して画像や模様を仕上げます。

swan top inlayスワンエリートII 上蓋 photographed by EXIM
同じくスワンエリートII の上蓋に施された象嵌です。

天然の木材では表現できないような色が必要な場合には染色された木材を使用するそうです。

DSC00033.JPGバロック上蓋 photographed by EXIM
ポーターオルゴール”バロック”の上蓋にある象嵌細工の画像です。楽器をモチーフとしたもので、バイオリン、フルート、ハープ更にバイオリンの弓、楽譜、木の小枝などが象嵌細工で表現されています。

baroque front.jpgバロック前面 photographed by EXIM
同じくバロックの前面に施された象嵌細工です。
楽器はマンドリンとフルートです。

花の部分を子細に見ますと影のような黒い濃淡部分があります。このような濃淡は焼き砂の中に入れて木片を焦がしてつけるそうです。直接火に当てるとすぐに焼けてしまうほど薄い部材を使用しているためです。

titus inlay front.jpgタイタス前面 photographed by EXIM
タイタスの前面に施された象嵌です。古楽器をモチーフとしたものです。象嵌もさることながら背景となる木目が鮮やかです。

titus.jpgタイタス上蓋 photographed by EXIM
同じくタイタス上蓋の象嵌細工です。

serpentine inlay frontサーペンタイン全面 photographed by EXIM
サーペンタイン全面の象嵌細工です。他のポーターオルゴールとは異なり図柄は幾何学的模様となっています。

inlay twin left halfツインディスク前面(左半分) photographed by EXIM
左は“ツインディスク”前面の左半分の象嵌細工です。象形は右側の象嵌と対象になっています。しかし、細かく観察しますと陰影の部分が左右で異なっているところがあります。これが意図されたものなのか職人の手作業によるためか筆者には不明です。いずれにせよ細工そのものは実に精緻なものです。

inlay twin disc right halfツインディスク前面(右半分) photographed by EXIM
右の画像は”ツインディスク”の前面にある右半分の象嵌細工です。ツインディスクは横幅が108cmもありますので細工面積もそれだけ広いものとなっています。大型のハープやタンバリンがあり楽器の種類がバロックに比べ増えています。

porter twin discツインディスク前面 photographed by EXIM